大峰城 (おおみねじょう)
所在地 長野県長野市長野1612 2014.7.16 2019.9.10
大峰城 (おおみねじょう)
所在地 長野県長野市長野1612 2014.7.16 2019.9.10
登城ルート(緑線は車道)
駐車場の郭
模擬門・石垣
石垣
石垣
模擬天守
土塁上の三角点
土塁横の主郭空堀
道路横の2郭北側空堀
大峰城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 葛山城の北東3㎞に位置し、標高882mの大峰山に築かれている。
観光用の大峰山公園となり、南側の郭に駐車場が用意されている[マップコード54 306 587*27]。
石垣の上に復興天守(表記番地)が建てられ、模擬門がある。
模擬天守の裏側に三角点があり、その横に深く長い空堀が残っている。
また北に2郭があり、空堀が東へ伸びている(道路から見える)。
昭和三十七年(1962年)に長野市が観光促進のために四階建ての鉄筋コンクリート製の模擬天守(表記番地)を建設し、展望台として使用された後、昭和五十六年(1981年)に「大峰城チョウと自然の博物館」となった。
同博物館には国内外から約三千種もの蝶の標本が集められ、一階と二階の部分に博物館、三階に城の歴史紹介コーナー、四階に展望台が設置された。来館者減少のため、平成十三年(2001年)に博物館閉鎖を決定、標本の受け入れ先が見つからないまま、平成十九年(2007年)十二月に博物館は閉鎖となった。
現在は近くの火葬場建設の現場事務所として一時使用されている。麓には上杉謙信が川中島の戦いで物見をしたといわれる「謙信物見岩」がある。
【歴史】 落合氏の家臣・大峰氏の城と言われているが、城の沿革などについては不明な点が多い。
永禄年間(1558~70年)の武田信玄との5回に及ぶ攻防戦の折り、上杉謙信の陣城として使用されたとされる。