甲山城 (かぶとやまじょう)
所在地 石川県鳳珠郡穴水町甲 2018.6.15
甲山城 (かぶとやまじょう)
所在地 石川県鳳珠郡穴水町甲 2018.6.15
北側県道橋より遠景
説明板
東郭土塁
東郭
南東側空堀
南交叉部の空堀
南西側空堀
西郭・土塁
甲山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 標高約25mの出崎丘陵を利用して築かれており、東西約450m南北約200mの範囲と推定されている。農道西側の畑も城跡と思われる。
城跡の南側を県道が通り、アクセスは容易だが歯朶類や草木が密生し移動もままならない。東西2つの郭の土塁や空堀は見ることが出来る。
【案内】 県道34号線の甲集落南の台地にあり、南側の墓地横に説明板があり、右手の畑より入って行ける[マップコード590 708 882*65]。
墓地背後に土塁、空堀があり、東西に折れのある空堀で隔てられた東郭、西郭がある。
【歴史】 『長家家譜』によれば、天正四年(1576年)上杉謙信の能登攻略の際、甲山城は落城した。
以後越後の将轡田肥後・平子(たいらく)和泉・唐人式部が甲山城に置かれたが、没落し、天正八年(1580年)前田利家の支配下になった。