細越城 (ほそごえじょう)
最寄地 新潟県柏崎市細越1877 2018.6.14
細越城 (ほそごえじょう)
最寄地 新潟県柏崎市細越1877 2018.6.14
登城ルート(緑線は車道)
大手口碑
畝状竪堀
本丸東の堀切
本丸
本丸西の堀切
二の丸
二の丸西の堀切
三の丸
3重堀切(南西から振り返る)
細越城 本丸跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高100m】
【感想】 柏崎市細越の標高約170mの城山にあり、北東から南西方向に本丸、二の丸、三の丸と並んでいる。それぞれの郭は深い堀切で隔てられ、南西端には3重堀切がよく残っている。
遺構はよく残っているが、全体的に放置状態で灌木や歯朶類が多く、案内標識は朽ちマーカーも見られないのが残念であった。三の丸西の切岸は急でよく滑り、戻るのに苦労させられた。
【案内】 県道25号線より「城山トンネル」を抜けてすぐ南側にある松尾神社(表記番地)の鳥居前を西に行った駐車場が利用できる[マップコード187 099 278*57](地図)。
松尾神社拝殿の左方に大手入口があり、少し行くと石碑が建てられている。本丸南東下段に畝状竪堀が見られ、左に登ってゆくと本丸に着く。
本丸は東西に細長く2段になっており、草茫々であった。北東側から下ると深い堀切が残っている。
戻って本丸北西から下ると、堀切、二の丸がある。二の丸は3段の段郭があり、西に行くと深い堀切があり三の丸に出る。朽ちた標柱が樹木に立てかけられていた。
その西は灌木が鬱蒼としているが、左側より下りると3重堀切とそれに続く竪堀が残っている。
【歴史】 城主は北条氏家臣の細越氏で、初代・備前守道信(細越将監)、2代・監物奇光、3代・大膳大夫の名がある。
3代大膳大夫の時、天正六年(1578年)の御館の乱(上杉家の家督争い)の後、北条氏の没落と運命を共にし、廃城になったと思われる。