函山城 (はこやまじょう)
所在地 新潟県小千谷市岩沢 2022.12.10
函山城 (はこやまじょう)
所在地 新潟県小千谷市岩沢 2022.12.10
登城ルート(緑線は車道)
城跡標柱・駐車スペース
記念碑・標識
東の郭東の堀切
入口・標柱
中間の郭・堀切・主郭切岸
主郭東の堀切
主郭
西端の腰郭
信濃川眺望
函山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 信濃川右岸、小千谷市岩沢の標高291mの山頂に主郭があり、東に中間の郭、東の郭が並んでおり、それぞれ堀切で区切られている。
主郭東の堀切と東郭東の堀切は深く見応えがある。また主郭の西に狭い郭と西端に腰郭がよく残っている。
【案内】 飯山線「越後岩沢駅」の東の踏切は、冬場積雪対策で閉鎖されている(地図)(今回踏切を渡れず、農作業をしておられた方に西側の迂回路を教えて頂いた)。
「越後岩沢駅」西の市道より狭い道を入り[マップコード140 545 435*44](地図)、踏切を渡ってクランクし狭い道に入り、約3.2km登ってゆくと広くなったカーブがあり、城跡入口に駐車できる[マップコード140 517 789*06]。
衆議院議員星野行男氏の書になる「山に活力を里に潤いを」の記念碑が建てられている(地図)。
南側の林道を少し行くと、右側に東郭の堀切が見え、更に西に行くと右斜めに登る入口があり、堀切が見られる。
中間の郭を西に行くと、深い堀切があり、西に主郭がある。主郭の西に段郭、腰郭がある。
【歴史】 南北朝時代、新田義貞の一族・粟田左近頭により築かれたといわれる。
粟田氏戦死後は、その一党の田中筑後守有重が居城とした。
正平十七年(1363年)には、上杉憲房の家臣泉沢氏がこれに代わり、文明年間(1469~87年)には、上杉家重臣泉沢河内守年親が居城していたとされている。