鳥坂城 (とりさかじょう) (鶏冠城)(とさかじょう) (市の史跡)
最寄地 新潟県妙高市姫川原2478 2017.6.22
鳥坂城 (とりさかじょう) (鶏冠城)(とさかじょう) (市の史跡)
最寄地 新潟県妙高市姫川原2478 2017.6.22
登城ルート
第4駐車場横の案内図・入口
本丸西の堀切
4重堀切
本丸西の4番目の堀切
本丸碑・土塁
鳥坂城趾碑
二の丸
西1郭の堀切
西2郭の堀切
鳥坂城跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 高床山から北東へ伸びる標高347.3mの尾根上に本丸を置き、北東下段に2の丸、南西に2つの郭があり、空堀がよく残っている。また、4重堀切や西2郭の2重空堀、土橋など見所は多い。本丸周辺は草が刈られ、よく整備されていた。
【案内】 国道292号線「堀之内」交差点より西に約2.7㎞の車道があり、高床山森林公園(表記番地)のオートキャンプ場を抜けて北東に行くと、第4駐車場がある[マップコード293 541 120*05](地図)。
また、県道584号線横に案内板があり[マップコード293 570 385*64]、高床山森林公園へ約4㎞の車道が通じている。
第4駐車場より、緩やかな遊歩道を北東に約550m行き、三叉路より約250m下ってゆくと本丸西の堀切に着く。途中に狼煙台跡がある。
堀切の西に西1郭があり、空堀、西2郭と配置されている。西2郭は西側から南側にかけて空堀があり、南側は2重となり土橋がある。
戻って、東に4重堀切、本丸、東郭と配置され、南に一段下がって屋敷跡がある。北東に100mほど下ると、2郭があり、藪化している。妙高市の指定史跡となっている。
【歴史】 戦国時代、旧飯山街道(国道292号)の信越国境をおさえる重要な役割りを果たした山城と考えられている。
高床山から北東へ伸びる尾根上に築かれ、別名鶏冠城(とさか)城とも呼ばれている。標高347.3mの位置にあった本丸の周囲には、数多くの曲輪、尾根上には連続した壮大な空掘が設けられている。
城の設立や城主は明らかではないが、建仁二年(1202年)、越後領主城小太郎資盛が鳥坂山で鎌倉幕府と戦ったと伝えられる。鳥坂城と、平氏一族の城氏との関係ははっきりしない。『妙高市ホームページより』