神地安城 (かんぢゃすじょう)
最寄地 三重県伊賀市上阿波2953 2022.4.30
神地安城 (かんぢゃすじょう)
最寄地 三重県伊賀市上阿波2953 2022.4.30
登城ルート
登り口の標識
虎口の社
主郭から見下した2郭
主郭南側の土塁
主郭から見た櫓台
櫓台
櫓台北の堀切
神地安城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 伊賀市上阿波の西に向けて伸びた標高約332mの尾根先端部に築かれている。
頂上の三角形の緩斜面は櫓台と思われ、背後に浅い堀切がある。南側に一段低く広い所が主郭、その下に2郭が階段状に広がり、それぞれの南辺に低い土塁が見られる。
城名は小字名で、読みは「かんぢやす」だが「かんぢゃす」と縮めて、土地の人は読んでいるようだ。
【案内】 県道668号線に面して「大山田温泉さるびの」(表記番地)があり、その県道南側の登り口に標識が建てられている[マップコード213 064 699*78](地図)。そこに駐車できる。
登ると間もなく、小社が祀られ、その北に2郭があり、縁辺に低い土塁が残り、更に上段に樹木の多い主郭がある。ここにも低い土塁が見られる。
その上段に緩斜面の櫓台があり、背後の薮の中に浅い堀切が残っている。
【歴史】 天正七年(1597年)の天正伊賀の乱で、織田信雄軍を迎え撃つ伊賀衆の拠点の一つとして利用されたと思われる。