箱ヶ岳城 (はこがたけじょう)
最寄地 福井県三方上中郡若狭町堤63-8 2017.8.26
箱ヶ岳城 (はこがたけじょう)
最寄地 福井県三方上中郡若狭町堤63-8 2017.8.26
登城ルート
フエンス扉
4番目の砂防ダム手前の橋
登山道の標識
5合目の平坦地
堀切
9合目の郭(奥の院跡)
堀切
主郭・三角点
主郭北西尾根の堀切
箱ヶ岳城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高340m(フエンスより)】
【感想】 若狭町堤の標高402.2mの山頂に主郭があり南に数か所の曲輪が並んでいる。9合目までは、急な尾根道(搦手道)で、手書きの標識板が5ヶ所ほど木に括りつけられている。
【案内】 県道246号線より行った桂雲寺(表記番地)手前に大きな駐車場がある[マップコード380 192 646*04]。
桂雲寺本堂と観音堂の間を行くと、獣除けフエンス扉がある(地図)。
そこより北西に林道を行くと、右側に砂防ダムが4ヶ所あり、4番目の手前に鉄製の橋が谷に渡されている。渡った所に登山道看板が枝に下げられており、東に登り尾根に出て登ってゆく。
3合目に「箱ヶ岳城搦手」の標識があり、堀道となり、5合目にやや広く細長い削平地がある。7合目に「搦手・城郭」の標識にある削平地がある。堀切を越え登ると、9合目の平坦地に[波古神社奥の院跡]「城郭」の標識が木に括られている。
北に尾根を行くと、堀切があり、主郭がある。主郭は30m四方ほどの広さがあり、三角点、読めない城址標柱があり、説明看板が立てかけてある。北の尾根を少し下ると、浅くなった堀切が2条残っている。
箱ヶ岳城の東側山麓の堤集落に「波古神社」(別名「筥明神」「箱神社」)がある。
【歴史】 建久七年(1196年)源頼朝により惣地頭に任じられた島津右衛門次郎忠季(ただすえ)が津々見保を拠点とした。その後、地名に因んで津々見氏を名乗った。
その後、築城時期は定かでないが、後瀬山城の若狭武田氏の家老・内藤五郎左衛門尉(佐渡守国高)らによって堤城や箱ヶ岳城が築かれたとされる。