千旦林城 (せんだんばやしじょう) (千駄返・源斎砦)
最寄地 岐阜県中津川市茄子川1683−246 2017.9.10
千旦林城 (せんだんばやしじょう) (千駄返・源斎砦)
最寄地 岐阜県中津川市茄子川1683−246 2017.9.10
登城ルート(緑線は車道)
ゲート先50m
沢の先の登り口
尾根道
堀切
狭い尾根の急坂
主郭前の折れ
主郭
東側の堀切
千旦林城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高190m】
【感想】 中津川市街の南方、阿寺城の南西約2kmの標高737mの尾根にあり、堀切が残っている。しかし、険しい尾根を登った割に、期待したほどのことはなかった。かって、陸軍用地という事で改変も考えられる。
国土地理院地図に今回の登り口の北に400mほど行った所に、城跡までの破線の遊歩道が載っていた。
【案内】 国道19号線「深沢」交差点より東へ中津川工業団地を通って、「高齢者福祉施設ら・じょわ」(表記番地)の先を直進し林道へ入る。350mほど行った左の分岐に駐車する[マップコード178 133 365*88]。
ゲートの有る林道を50mほど下ると沢があり、その先の右側から登る(地図)。
右方に沢を見ながら、マーキングが点々とある尾根を登る。土橋のような尾根になり、最初のピーク(標高625m)に着く。読みづらい石碑がある。
そこから一旦下ると堀切があり、再び登ると尖った尾根の急な坂になり、立ち木で塞がれており、杖を使ってよじ登る(帰りの下るときは滑りやすく結構怖い)。
そこから先は左へゆるい登りとなり、石の転がった主郭西端に着く。
東に行くと折れのある土橋のような地形があり、主郭は石がゴロゴロ転がった東西に細長い、なだらかな平坦面となっている。
東に下ると、堀切があり東側のピークに三角点、読めない石碑がある(地図)。
【歴史】 戦国時代に岩村城防衛のために築かれた遠山十八支城の一つで阿寺城の南西約2kmに位置している。
築城時期など定かでないが、吉村源斎が守っており、天正二年(1574年)、武田勝頼の攻撃によって阿寺城と共に、陥落した。そのまま自然廃城となった。