荻町城 (おぎまちじょう)
最寄地 岐阜県白川村大字荻町2269 2010.11.7 2014.11.8
荻町城 (おぎまちじょう)
最寄地 岐阜県白川村大字荻町2269 2010.11.7 2014.11.8
土塁・空堀(箱堀)
土塁
展望公園
荻町城跡標柱
櫓台・天狗堂
城跡から見た合掌造り町並
国道360号線の階段
合掌造りの放水訓練
荻町城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 国道158号線荻町交差点付近遊歩道入口に案内板がある。交差点より国道380号線を約800m東に行き、右折して細い道を西へ戻る形になるが、表記番地の西に駐車場があり、その西に空堀・土塁が保存されている[マップコード549 049 188*31]。
曲輪は白川街道に沿った荻町の世界文化遺産の合掌造集落を見下ろす展望公園となっており観光客で賑わっていた。
東側に土塁や空堀(箱堀)が残り、西側に天狗堂の建つ櫓台がある。徒歩の場合、 西側の国道360号線より登り階段が設けられている。白川村の史跡となっている。
【歴史】 南北朝頃(1370年)から戦国時代末期(1580年)迄使用された遺構である。
城主・山下大和守氏勝は白川郷を出て徳川方の小田原征伐、関ヶ原の戦い、大阪夏の陣と戦功あったことから、信頼厚く尾張国初代藩主徳川義直の傳守を務めた。
また現在の名古屋城(金鯱)は、そのときの献策により築城された『名古屋市史』より。
氏勝の嫡子氏時の妻に「越中川上郷上見城主篠村太左衛門娘」と記されており、越中上見城主・篠村氏と血縁関係にあった。