雷土城 (いかづちじょう) (板木城) (魚沼市の史跡)
所在地 新潟県魚沼市板木/南魚沼市雷土 2022.11.28
雷土城 (いかづちじょう) (板木城) (魚沼市の史跡)
所在地 新潟県魚沼市板木/南魚沼市雷土 2022.11.28
登城ルート
湯谷城西の尾根から見た雷土城跡
東の堀切
2重堀切(東側)
2重堀切
板木城跡標柱・説明板
主郭・雷土城跡碑
主郭西の2郭
雷土城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【感想】 魚沼市と南魚沼市の境にある標高357mの城山に築かれている。
魚沼市では板木城、南魚沼市では雷土城と呼ばれており、魚沼市の史跡に指定されている。
主郭は東西約40m南北約20mの楕円形で西側と北側に虎口がある。東尾根に鋭角になった2重堀切とやや離れた堀切がよく残っている。
【案内】 雷土城のある城山への登り口は、西福寺や宝泉寺などからもあるが、湯谷城に近い国道291号線「城山トンネル」から登ってみた[マップコード140 388 453*04](地図)。
トンネル南側横に広い駐車スペースがあり、その先に「湯谷城跡入口」の標柱が建てられている。そこから遊歩道が大力山西尾根に通じており(地図)、西へ行くと湯谷城に着く。
湯谷城西側の2重堀切より、尾根を西に行くと堀切、少し離れて2重堀切がある。
その西に主郭があり、「板木城跡」の標柱や説明板、「雷土城跡」の碑が建てられている。
西側に虎口や2郭が見られるが、目立った堀切は見当たらなかった。
平成十六年(2004年)4月1日、板木城跡として魚沼市の史跡に指定された。
【歴史】 上田の長尾政景と長尾景虎(謙信)の間で度々起こった天文二十年(1551年)の『発智文書』や、御館の乱が起こった天正六年(1578年)の『小野寺文書』に板木城の名が出ている。
東に湯谷城、西端に伊米ヶ崎城(夢ヶ崎城・桑原城)の出城を配した壮大な要害であった。