能ヶ坂砦 (のがさかとりで) (高天神六砦)
最寄地 静岡県掛川市小貫513 2022.9.10
能ヶ坂砦 (のがさかとりで) (高天神六砦)
最寄地 静岡県掛川市小貫513 2022.9.10
登城ルート
標柱
標柱
階段から登る
東側の平坦地と切岸
主郭
西側の段
能ヶ坂砦跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高50m 】
【感想】 高天神城の北東約2kmの標高約84mの山頂に築かれている。
主郭は径10mほどの円形で、東側に一段下がって2郭がある。主郭西側に段があるものの、急拵えの陣城といったところで目立った遺構は見られない。
【案内】 県道38号線の表記番地の南約130mの左側植栽の中に「能ヶ坂砦」の標柱が建てられている。
南側に、約80m行った所に擁壁に階段が設けられている[マップコード83 456 211*67]。その手前の山側が広く駐車できる。
階段よりやっと通れる道を登ってゆくが、右側にチエーンがありその分安心できる。東側に矢竹の薮があり、掻き分けて斜面を登ると主郭に着く。
【歴史】 もともとはここに番所が設置されていた。その後、天正八年(1580年)、武田勝頼方の高天神城を攻略するために、徳川家康により能ヶ坂砦が築かれた。
この能ヶ坂砦は、小笠山砦、獅子ヶ鼻砦、火ヶ峰砦、中村砦、三井山砦とともに高天神城を包囲するために築かれた「高天神六砦」の一つである。