小浜藩台場 (おばまはんだいば)
所在地 福井県大飯郡おおい町大島 2017.8.27
小浜藩台場 (おばまはんだいば)
所在地 福井県大飯郡おおい町大島 2017.8.27
説明案内板
出入口
松ヶ瀬1号台場
松ヶ瀬1号台場
石碑・2号台場入口
松ヶ瀬2号台場
方形砲座
半円形砲座
小浜藩台場跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 当日、好天の日曜でキャンプ場は、ほぼ満車で家族連れや若い友人グループで賑わっていた。そんな平和な光景の中に、対照的に物騒な砲台跡が残っており、印象的だった。
【案内】 県道241号線を大飯原発方面へ行き、原発ゲート前を右に行き赤礁崎(あかぐりざき)を目指す。「赤礁崎オートキャンプ場」前の道路に出入口がある[マップコード852 695 366*20]。
下ってゆくと、排水溝の下に5ヶ所の砲眼跡と土塁を備えた松ヶ瀬1号台場がある(地図)。
キャンプ場内の道を100mほど北に行って下ると、松ヶ瀬2号台場がある。半円形土塁の中に半円形砲座(可動式)と両側に方形砲座(固定式)2ヶ所を備えている。レプリカの大砲が2門展示されている。
鋸崎台場跡は大飯原子力発電所内にあり、見学は出来ない(地図)。
平成十三年(2001年)1月29日、国の史跡に指定され、平成十六年(2004年)9月30日、鋸崎台場跡が追加指定された。
【歴史】 18世紀後半から日本近海に異国船がしばしば現れるようになり、江戸幕府の命を受けた小浜藩が京都の北方に位置する若狭湾沿岸を防御するため、小浜湾口の当地に松ヶ瀬砲台を築いた。
安政元年(1854年)には鋸崎・松ヶ瀬台場を築造している。ペリー率いるアメリカ艦隊が浦賀に来航した翌年のことである。