小牧山城 (こまきやまじょう) (国の史跡)
所在地 愛知県小牧市堀の内1‐1 2013.9.2
小牧山城 (こまきやまじょう) (国の史跡)
所在地 愛知県小牧市堀の内1‐1 2013.9.2
説明板
本丸跡・歴史館
本丸跡・歴史館
徳川義親氏之像
歴史館
北側遠景
小牧山城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【案内・感想】 東名高速小牧インターチェンジの南南東600mの独立した山が城跡である。山の北側に堀が残る。県道197号線「小牧山口」交差点より北に行った「小牧市堀の内体育館」の駐車場があり[マップコード4 740 361*22](地図)、北に位置する比高50mの頂上へ登る。
昭和二年(1927年)尾張徳川家十九代義親氏から小牧市に寄付された。「徳川義親氏之像」の銅像が頂上天守の前に建てられている。
昭和四十二年(1967年)、平松茂により西本願寺の飛雲閣をモデルに三重四階・天守風の「歴史館」(表記番地)が建造され小牧市に寄贈され、平成十九年(2007七年)にリニューアルされた。内部は信長にゆかりの宝物や資料が展示されており、最上階の展望台から小牧市街や高速道路が望まれる。
昭和二年(1927年)10月26日、「小牧山」として国の史跡に指定された。
【歴史】 永禄六年(1563年)織田信長が美濃国を領する斉藤氏攻略のため小牧山に築城、同年七月清須城より小牧山城に移転した。
永禄十年(1567年)信長は稲葉山城を攻め落とし、小牧山城より岐阜城へ移った。
天正十二年(1584年)小牧・長久手の戦いの時に、徳川家康が小牧山城跡を占拠し大規模な改修を行い、自らの陣とした。
以後徳川氏の所有となった。元和九年(1623年)小牧山の南にあった小牧宿と玉林寺が東に移された。
明治五年一時民間に売却されるが、県に買い戻され「愛知県立小牧山公園」として一般公開された。
明治二十二年(1889年)土地を交換する形で再び徳川氏所有となるが、昭和二年(1927年)市に寄付された。