岩本城 (いわもとじょう)
最寄地 三重県熊野市新鹿町1176 2020.12.6
岩本城 (いわもとじょう)
最寄地 三重県熊野市新鹿町1176 2020.12.6
登城ルート
津波避難路登り口・遠景
津波避難路
神社
神社背後の堀切
南東の郭
主郭・大岩群
主郭北西の2重堀切(1条目)
2重堀切(2条目)
北西3条目の堀切
岩本城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 新鹿湾に向けて南東に伸びた標高約90mの尾根先端に築かれている。
期待しないで登ったが、2段になった主郭の前後に堀切がよく残り、特に背後は2重となっている。さらに尾根側に深い堀切があり、竪堀を含め見応えがあった。
【案内】 国道311号線の大仙寺墓地駐車場が利用できる[マップコード808 333 305*22]。
そこから西側を通る市道の2つ目の津波避難路看板から左に入る(地図)。表記番地手前を西に道なりに行き、石垣の間を登って南東麓から参道が始まる(地図)。
尾根の急な参道を登ると神社があり、堀切を挟んで2段になった郭がある。
上段には石積の残る土塁が見られ、大岩の並んだ主郭がある。背後に堀切があり竪堀に続いている。
その上に浅い堀切があり都合2重堀切となっている。小郭の先に深い堀切がある。
【歴史】 15世紀初頭、有馬和泉守忠重により築かれたと云われる。
その後の動向は不明だが、永禄七年(1564年)曽根城主・曽根弾正により攻められたが、持ちこたえたといわれる。