箱山城 (はこやまじょう)
最寄地 長野県中野市大字中野1308−1 2020.6.21
箱山城 (はこやまじょう)
最寄地 長野県中野市大字中野1308−1 2020.6.21
登城ルート
箱山トンネル(右に扉あり)
箱山峠の切通し
峠北の堀切
2郭
主郭西の堀切
主郭・石塔
主郭東の堀切
東の郭
尾根の堀切
箱山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m】
【感想】 鴨ヶ嶽城と尾根続きの標高695.1mの箱山に築かれている。
中野市と山ノ内町の境の山頂に10m四方ほどの主郭があり、東、北、西尾根に夫々堀切や郭を配置されている。その中で西側の堀切が一番立派であった。
【案内】 「東山クリーンセンター」(表記番地)前を通って箱山トンネルに向かう。箱山トンネル西の右側10mにネットフエンス扉があり、トンネル出口の右に1台駐車スペースがある[マップコード341 871 323*67]。
折返し登ってゆくと、箱山峠に着き、「鴨ヶ嶽城跡まで754m→」の標識がある(地図)。道は現在は草が生え落石も多いが、トンネルができるまで峠越えに使われていた。
堀道の先から左に上がり、折り返すと、鴨ヶ嶽城との尾根の深い堀切がある。
そこから尾根道を2つのピークを越え登ってゆくと、2郭の平坦地に着く。さらに100m程登ると小郭があり、堀切に着く。主郭は割と狭く、三角点があり、「本心霊神」などの石塔が祀られている。北側は小郭がある程度で、堀切というほどでもなかった。
東側に下ると、巨石を利用した堀切があり、細長い郭、巨石を利用した2条の堀切、東端の郭と並んでいる。
【歴史】 位置関係から、戦国時代の初めころ、高梨氏が鴨ヶ嶽城の支城として築いたと考えられる。