下山甲斐守城 (しもやまかいのかみじょう)
最寄地 三重県名張市奈垣1911 2021.2.8
下山甲斐守城 (しもやまかいのかみじょう)
最寄地 三重県名張市奈垣1911 2021.2.8
登城ルート(緑線は車道)
駐車スペース・入口
登り口・倒れた標柱
谷津を横断・奥に城塁
東の郭
東横堀・東の郭
主郭・土塁(東)
主郭・土塁(西)
主郭南西側虎口
堀切・西の郭
下山甲斐守城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高30m】
【感想】 名張市奈垣にあり、「名張サウスカントリー俱楽部」のある丘陵から西へ伸びた比高30m程の半島状丘陵先端に築かれている。
主郭は方形で高土塁を巡らせ、南西側に虎口があり、横堀がよく残っている。また東と西にそれぞれ郭があり特に西の郭は土塁がよく残っている。
【案内】 県道693号線より東へ行った表記番地手前に駐車スペースがあり、農道が東へ伸びている[マップコード131 018 530*28]。
農道を約200m行った小屋手前より北(左)に道があり(地図)、100m程行くと左に城塁が見えてくる。谷津を横断し竪堀から登り、左に行くと主郭に着く。
【歴史】 下山甲斐守平兵衛の居城と云われている。
天正七年(1579年)の第1次天正伊賀の乱の際、平兵衛は織田信雄を手引きし加担したとされ、伊賀の土豪側に生け捕りにされたと伝わる。
天正九年(1581年)の第2次天正伊賀の乱では伊賀の土豪と共に戦い、討死したといわれる。