上菱野城 (かみひしのじょう)
所在地 愛知県瀬戸市矢形町165 2014.12.12
上菱野城 (かみひしのじょう)
所在地 愛知県瀬戸市矢形町165 2014.12.12
本泉寺
山田重忠公顕彰碑
上菱野城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【案内・感想】 本泉寺(表記番地)境内に「創立縁起」の石碑、縁起を記した看板があり、「創建は弘安六年(1283年)山田三郎泰親(後の瀞顕)が開祖」とある。南側に駐車場がある[マップコード30 702 580*32]。
「山田重忠公顕彰碑」と「正五位山田公碑(下段に顕彰文)」が建てられている。特に遺構は残っていない。
【歴史】 菱野城主・山田泰親が築城した。山田重就(重親)の三男で、承久の乱(1221年)で朝廷方として戦った山田重忠の曾孫にあたる。
泰親は弟の親氏と共に尾張国菱野(愛知県瀬戸市菱野町付近)の地頭に任じられたほか、同国鳴海荘に入部していた御家人の小笠原清時(鳴海清時)の娘を娶り、子の時重を儲けたとされる。
晩年、弘安四年(1281年)下野国専修寺三世法主・顕智上人の説法に感銘を受け出家し、弘安六年(1283年)廃城となる。
菱野の領内に、本泉寺を建立したと伝えられる。
慶長十八年(1613年)に約300m北にある上菱野城跡地に本泉寺を移築した。