源太ヶ城 (げんたがじょう)
最寄地 山梨県北杜市須玉町上津金2449-5 2019.1.19
源太ヶ城 (げんたがじょう)
最寄地 山梨県北杜市須玉町上津金2449-5 2019.1.19
登城ルート(緑線は車道)
自衛隊顕彰碑裏を登る
切通し(左尾根を登る)
主郭・秋葉大権現(宝暦十年)
林道から見た堀切
2郭東の段郭
2郭北の帯郭
2郭・三角点(左下) ・烽火台
源太ヶ城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高150m】
【感想】 大門川(大門ダム湖)左岸の標高1091mの山頂に主郭があり、双峰を成す西側の山頂に狼煙台がある。土塁は無いが、階段状の郭や帯郭があり、中間に堀切が残っている。
歩行距離(約1.5㎞)こそ長いが、道幅は広く、安心して登れる。
【案内】 国道141号線より大門ダムを経由して南に行ったキャンプ場「ウッドペッカー」(表記番地)に向かう[マップコード537 728 189*62]。オフシーズンであり、駐車場を利用させてもらった。
そこから場内の舗装道を通り抜け、100mほど左に行くと車止めがあり、脇に「自衛隊顕彰碑」(昭和48年)が建てられている。自衛隊の協力によって造られた林道(現在車は通れない)を約1km登ってゆくと、切通しがある(地図)。
そこから尾根に登って、西に行くと段郭があり、頂上に主郭がある。
主郭には秋葉大権現(宝暦十年)の石宮があり、朽ちた城址標柱が立て掛けてある。土塁は無い。
尾根を西に下ると、堀切があり、北側の林道に通じている。さらに西に登ると段郭があり、北側に帯郭が残り、烽火台(2郭)の広い曲輪がある(地図)。西側に三角点があり、傾いた烽火台が建てられている。北西に段郭があり、林道終点の広い駐車場跡に下りられる。
南約2㎞に古宮城があり、西方約5kmには新羅三郎義光が築城した谷戸城がある。
【歴史】 甲斐源氏の祖新羅三郎義光の孫・逸見冠者黒源太清光が築城したと伝えられている。
武田氏の時代に活躍した津金衆は、南麓にある古宮城を本拠として北辺を守る武士団であった。一時期、信州佐久郡辺りまで勢力があったという。