黒丸城 (くろまるじょう) (村の史跡)
最寄地 長野県小県郡青木村大字当郷1329 2020.8.8
黒丸城 (くろまるじょう) (村の史跡)
最寄地 長野県小県郡青木村大字当郷1329 2020.8.8
登城ルート(緑線は車道)
林道入口
1.5km先の入り口
2重堀切
北の郭・土塁
3条目の大堀切・主郭切岸
大堀切
主郭・奥は飯縄山
南の2郭
南3段・4段
黒丸城跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 飯縄山(いいずなやま)から南西に連なる標高738mの尾根に築かれている。
主郭と南の2郭から構成され主郭背後の2重堀切と大堀切が良く残っており、林道をはるばる歩いた甲斐があった。
【案内】 国道143号線より北西に約3km行った表記番地先から林道があり、始点を少し行ったところに駐車できる[マップコード177 196 740*43]。
本来はもっと先の3つ目のヘアピンカーブ分岐点まで車で行けるが、現在は崩落個所があり通行止めとなっている。
分岐点(地図)の先にチェーンが張られ車では行けない。約300m先も崩落しているが、山側を通ってなだらかな林道を約1.5km歩くとカーブミラーの所から右に堀切が見えている。
2重堀切の南に片土塁の北郭があり、その先に大堀切があり両側に竪堀が続いている。
主郭切岸の左側を通って行くと説明板のある主郭に出る。
主郭は南北に細長く3段の段差があり、北側の土塁に祠が祀られている。
南に細長い郭があり、さらに2段の段郭が見られる。案内図ではさらに8段の郭が連なっているようだ。
南の郭から主郭西斜面に降りると、堀切があり竪堀が残っている。
平成八年(1996年)8月、青木村の史跡に指定された。
【歴史】 築城年代など詳細は不明であるが、戦国時代の城主として朝倉但馬守の名が残っている。