五十嵐要害 (いからしようがい) (飯田城)
所在地 新潟県三条市飯田 2016.10.8
五十嵐要害 (いからしようがい) (飯田城)
所在地 新潟県三条市飯田 2016.10.8
説明板
2郭(右端に石碑)
五十嵐小文治吉辰霊
主郭下段
主郭・五十嵐神社
拝殿裏の土塁
背後の空堀
五十嵐要害 主郭跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 県道281号線より県道409号線に入り、右の五十嵐(いからし)神社が五十嵐要害で、主郭跡に本殿が建てられている[マップコード318 546 451*82](表記番地)。
灯籠のある2郭、2段になった主郭と階段状に並んでいる。
主郭に登る石段右側に五十嵐館主「五十嵐小文治吉辰霊」の供養碑が建てられている。本殿の後ろに土塁と空堀が残っている。
三条市下田郷資料館2階に、五十嵐要害の説明板が掲示されている。2階から五十嵐館を一望できる。また当地では、五十嵐は「いからし」、下田は「しただ」と呼ばれている。
【歴史】 五十嵐館の詰城と考えられている。五十嵐氏(一族は五十嵐党と呼ばれ、その惣領は代々小文治と称した)は鎌倉幕府の御家人として歴史に登場し、約400年間この地を支配した。
明治三年(1870年)主郭に社殿建立の際、鎌倉時代後半から室町時代前半と考えられる珠洲焼の大型壺などが出土した。