五本松城 (ごほんまつじょう)
最寄地 長野県佐久市志賀3448 2020.7.12
五本松城 (ごほんまつじょう)
最寄地 長野県佐久市志賀3448 2020.7.12
登城ルート
北側遠景(中央やや左)
開けた谷筋
西城・巨岩
西城東の堀切
主郭西の堀切・竪堀
主郭
南腰郭下の石垣
2郭東の土塁
2郭東側堀切
五本松城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高220m】
【感想】 志賀城と志賀集落を挟んだ南約1kmの標高941mの山頂に築かれている。倒木などあるが、藪化しておらず歩き易い。
山頂の主郭と東の2郭間に堀切が残り、主郭の西に堀切がよく残っている。主郭南と腰郭下に石垣が残っており、また東尾根の谷の延長上に堀切が見られる。
西側に西城があり、五本松城の出城と思われる。
【案内】 県道44号線の「飯田屋酒店」(表記番地)の反対側が広く白線外に駐車できる[マップコード292 273 578*80]。橋が狭く普通車はきつく、徒歩の方が良い。
酒店の先から南へ行き、志賀川の狭い橋を渡って250mほど行った墓地右から入る(地図)。
南へ道なりに行くと別の墓地があり、右に曲がってゆくと谷筋の墓地がある。
そこから道は無くなるが、谷筋は見通しが効き、南の尾根に出る(地図)(尾根が見えたら左斜めにショートカットする方が良い)。東へ広い尾根を登ると「西城」に着く(地図)。
西城は西に2段の郭があり、東に岩の多い主郭がある。東側の堀切先は巨岩があり、北側に下り回り込んで五本松城に向かう。
堀切の東に段郭があり、最高所に五本松城主郭がある。主郭は広く立ち木に付けられていた標識が転がっていた。
主郭南と腰郭下に割と長い石垣が残っている。戻って東に降ると細長い2郭があり、主郭との間に浅くなった堀切が見られる。
2郭東に土塁が残り、東斜面を下ると堀切がある。そこから2つのピークを越えて内山古城に行ける。
【歴史】 文亀・永正年間(1501~21年)頃に内山美作守玄苓(げんしん)が居住したが、大永年間(1521~28年)に笠原氏によって攻め落とされたと云われる。『長野県町村誌』