深根城 (ふかねじょう)
所在地 静岡県下田市堀之内78 2016.3.26 2017.10.8
深根城 (ふかねじょう)
所在地 静岡県下田市堀之内78 2016.3.26 2017.10.8
登城ルート(赤色は城跡/緑色は茶々丸の墓)
入口の深根城址碑
虎口・櫓台
櫓台
民家石垣
東側の段
県道横の石碑・茶々丸夫妻の墓入口
茶々丸夫妻の墓
深根城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【感想】 稲生沢川右岸の標高約76mの丘陵先端部にある。中央に櫓台があり、宮が祀られている。
丸石の石垣が残っており、隅の切石(後世のもの)以外は城跡遺構だそうだ(住民の話)。東側に虎口の石垣が残っており、民家が2軒建てられている。
民家の古老によると、西側の2つ目の山に、北条早雲に討たれた足利茶々丸夫妻の墓があるとのことであった。
【案内】 国道412号線「箕作」交差点より県道15号線を南西に約250m、稲生沢川(いのうざわ川)を渡った堤防道路の次の道路入口に、「深根城址」の石碑が建てられている[マップコード248 202 133*20] (地図) 。
堤防道路を東に約400m行き右折、細い坂道を上り詰めると城跡に着く。
茶々丸夫妻の墓への入り口は、城址碑のある県道約20m先の民家(下田市堀之内1)左の電柱前に小さな「茶々丸之墓」の石碑がある[マップコード248 202 130*24](地図)。
そこより沢の左を登って行くと、墓地と小屋がありその背後の山中にひっそり夫妻の五輪塔が並んでいる。
【歴史】 山内上杉氏の重臣関戸播磨守宗尚が築城したとされる。約90年後の明応七年(1498年)八月興国寺城主であった北条早雲により滅ぼされた。
逃亡していた堀越公方足利政知の子茶々丸を自害させ、城主関戸吉信らを皆殺しにし、首は周辺に晒されその数は100人以上に及んだとされる。長年ここに住み着くものは居なかったという。『古老の話』。