仲氏館 (なかしやかた)
所在地 三重県尾鷲市林町8-34 2016.4.26
仲氏館 (なかしやかた)
所在地 三重県尾鷲市林町8-34 2016.4.26
常聲寺
常聲寺・鐘楼
墓・由来碑
由来碑
【遺構★☆☆☆☆】
【案内・感想】 常聲寺(表記番地)の東側の、空き地が仲氏館跡である[マップコード331 249 066*57] 。
仲氏の菩提寺である常聲寺南の墓地に「初代仲新之丞の墓」、説明碑がある(地図)。常聲寺墓地の南側に駐車場があり、扉を開けると墓地に行ける。
【歴史】 戦国時代に中村山城主仲新八郎(新之丞)によって築かれた。『碑文』によると、仲新之丞が伊勢国司北畠氏の知遇を得て、天文年間(1532~55年)来鷲し、この地に館城を構えた。
新之丞は知勇無双にして、伊達家徒党5名を八鬼山七曲りにおいて討ち果たし、天狗別当と称された。また諸衆を率い度重なる国境の争いを制圧した。
文禄年間(1592~95年)仲新八郎は館の西隣に菩提寺として常聲寺を建立した。
寛永五年(1628年)一月十六日没した。法名は一應常聲居士。(来鷲時期が何歳か分からないが、百歳前後生きたことになる)