曽根城 (そねじょう) (浄の城・宇杉城・つつじが城) (市の史跡)
所在地 三重県尾鷲市曽根町 2020.12.6
曽根城 (そねじょう) (浄の城・宇杉城・つつじが城) (市の史跡)
所在地 三重県尾鷲市曽根町 2020.12.6
登城ルート(緑線は車道)
弾正屋敷(南側から見る)
説明板
駐車場・オンツツジ
説明板
堀切・橋
堀切の石垣
主郭
東の郭
物見岩
賀田湾
曽根城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m(駐車場より)】
【感想】 尾鷲市曽根町の賀田湾に向けて東に伸びた標高約182mの尾根先端に築かれている。
主郭は細長く東に段郭があり、北側に岩場を利用して防御とした構造となっている。
西尾根には2条の堀切があり、西側の堀切は石垣が内側に施された強固なものとなっている。
北斜面は岩場の絶壁で最高所の物見岩からは賀田湾の絶景が望める。
【案内】 国道311号線の飛鳥神社前より[マップコード808 458 507*22]細い道を50m程行くと、左側に住宅地となった弾正屋敷がある(地図)。南側に石垣が残っている。
そこより右に紀勢本線の狭い跨道橋を渡って、三叉路[マップコード808 458 320*63]を右に行くと歩行者用登り口がある。
そこを直進し、100m程先を大きく左に曲がり登って行くと終点に駐車場がある(駐車場)。周辺には「オンツツジ 」の群生が見られ、数本が返り花となって彩っていた。
駐車場から尾根に登り南へ木道を登り「城山夫婦岩」横を通って主尾根を左へ行くと城跡に着く。
橋の架けられた堀切には両側に石垣が残り、東に浅い岩場の堀切がある。その東が主郭で東側に段郭が続き、物見岩、井戸が残り、北側斜面は岩場となっている。
城跡は北側を通って一周でき北側斜面下に鯨石が見られる。
昭和四十七年(1972年)2月25日、尾鷲市の史跡に指定された。
【歴史】 弘治年間(1555~58年)近江国甲賀から入郷した佐々木右衛門正吉は名を曽根弾正と改め曽根荘八ヶ村を統治し、熊野勢の侵攻に備えるため曽根城を築いた。