林大城 (はやしおおじょう) (金華山城) (県の史跡)
最寄地 長野県松本市入山辺201 2014.6.17
林大城 (はやしおおじょう) (金華山城) (県の史跡)
最寄地 長野県松本市入山辺201 2014.6.17
登城ルート(緑線は車道)
二の丸石段
二の丸・松風亭
本丸虎口
本丸土塁
本丸跡・門礎石
林大城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【案内・感想】 表記番地の南の道を700mほど登ると比高約100mの頂上下に駐車場があり[マップコード75 796 613*05](地図)、南東に「小笠原氏城跡」が建てられた石段がある。
そこを登ると「松風亭」と名付けられた四阿(あずまや)がある曲輪がある。その先に空堀土橋があり渡って登ると主郭がある。主郭の虎口に門跡と思われる礎石が残り、周囲に土塁があり石垣の石が崩れて点在している。
下ったところには「化粧井戸(池)」があり、林小城につながる西麓の大嵩崎へ下る登山道がある。麓の大嵩崎集落には館町が形成されていた。
【歴史】 信濃国守護であった小笠原氏は当初は井川館を拠点にしていたが、小笠原長棟(ながむね)が、松尾小笠原氏を屈服させた後に、この林城に拠点を移した。
天文十九年(1550年)七月に長棟の子・小笠原長時が武田信玄に攻められ一夜のうちに落城した。小笠原長時は紀伊へ逃れた。