小田井城 (おたいじょう) (町の史跡)
最寄地 長野県北佐久郡御代田町御代田2808 2020.4.4
小田井城 (おたいじょう) (町の史跡)
最寄地 長野県北佐久郡御代田町御代田2808 2020.4.4
登城ルート(緑線は車道)
北西側2重空堀・標柱
北西側2重空堀(西端)
北東側2重空堀(南)
3郭
2・3郭間の空堀(東側)
井戸跡・主郭
主郭から見た2郭方面・浅間山
小田井城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 浅間山麓特有の深い谷(田切地形)に三方を囲まれた舌状台地に築かれている。
北側台地基部に深い2重の空堀がよく残っている。また、2郭3郭間の空堀が東西に伸びて残っている。
南側のやや窪んだところが主郭で、中央にらせん状に下る井戸(マイマイ井戸)があったが、現在は畑となって消滅している。
【案内】 県道137号線より「アサヒ紙工」(表記番地)より南に行くと、2重空堀(W字状空堀)が虎口の東西に伸びている[マップコード292 480 405*72]。北から3郭、2郭、主郭と並んで配置されており、全体的に畑となっている。
作業道を南に行った空堀横に説明板が建てられ、更に南に行くと井戸跡の標柱が建てられている。
昭和四十二年(1967年)4月1日、御代田町の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期は不明だが、戦国時代、小田井吉六郎副親により築かれたとされている。
武田信玄による信濃攻めの際、天文十三年(1544年)攻め落とされ、城主小田井又六郎以下、多くの将兵が討死したと伝えられている。