古渡城 (ふるわたりじょう)
所在地 愛知県名古屋市中区橋2ー8ー55 2014.6.14
古渡城 (ふるわたりじょう)
所在地 愛知県名古屋市中区橋2ー8ー55 2014.6.14
堀跡・下茶屋公園
山門
東本願寺別院本堂
古渡城趾碑・説明板
説明板
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 真宗大谷派東本願寺名古屋別院(表記番地)敷地内となっており、一方通行の「山王通」に面した駐車場が利用できる[マップコード4 228 674*28]。境内南西隅に古渡城趾碑が建てられている(地図)。
東本願寺の東に隣接して、古渡城の堀跡を利用した下茶屋公園がある。
【歴史】 天文三年(1534年)、織田信秀が東南方に備えるために築城した城である。
信秀は今川氏豐から奪った那古野城を、嫡男吉法師(後の織田信長)に譲り、この城を拠点とした。東西140m、南北100mの平城で、四方を二重の堀で囲まれていた。
天文十五年(1546年)、信長は古渡城にて十三歳で元服した。天文十七年(1548年)、美濃に侵攻した信秀の留守を狙い、清洲の守護代織田信友の家臣・坂井大膳らが城下に攻め寄せ、この際に町は焼かれたが、落城はしなかった。
同年、信秀は末森城を築いて移ったため、古渡城はわずか14年で廃城となった。