戸木城 (へきじょう)
所在地 三重県津市戸木町880 2016.4.23
戸木城 (へきじょう)
所在地 三重県津市戸木町880 2016.4.23
説明板
戸木小学校正門横・説明板
説明板・戸木城址碑
小学校南西側
戸木城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 戸木小学校(表記番地)の北側に専用道路があり、正門横に説明板、「戸木城址」の石碑が建てられている[マップコ^ド80 609 714*32] 。
遺構は東側道路が堀跡とみられる程度で消滅している。付近は道路が狭く、東側道路より専用道路に入るのが良い。
【歴史】 天文二十三年(1554年)木造具政(こつくりともまさ)が隠居所として築き、その後天正年間に木造具政の子・木造長政が増強、修復して完成したと伝えられる。
城は、南は雲出川が流れ、西は稲白川の深い谷となり、北は深い田、東は大きな堀を造り自然地形を利用した構造であった。
天正十二年(1584年)五月から十月にかけて、城に立て籠もる木造氏勢と織田・蒲生氏軍との間で、激戦が行われた。
同年十月ころに和睦し、落城後は一時現在の庄田町に勢力を持っていた中川庄蔵(しょうぞう)が預かっていたが、慶長年間に廃城となった。
昭和五十二年(1977年)、現在の戸木小学校建設に先立ち、発掘調査が行われ、堀跡などが発見されている。『津市教育委員会説明板』より。