出浦城 (いでうらじょう)
最寄地 長野県埴科郡坂城町大字上平352 2020.6.21
出浦城 (いでうらじょう)
最寄地 長野県埴科郡坂城町大字上平352 2020.6.21
登城ルート
三水城から見た自在山
神楽殿からの石段
自在神社
神社西より山道
登り初めの岩場
主郭・土塁
西側横堀
西側下段の横堀
尾根の大堀切
出浦城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高380m】
【感想】 坂城町と千曲市の境にある標高793.1mの自在山(岩井堂山)に築かれており、馬蹄形の土塁を巡らせた主郭がある。
中央に雨水を溜めた井戸があり、奥に説明板が建てられ、国常立の石碑が祀られている。
北側と西側に高さを違えて横堀があり、西側斜面の先に横堀とそれに続く竪堀がある。北側の堀道を100mほど下ってゆくと、大堀切・竪堀がよく残っている。
説明板には烽火台跡と記されているが、本格的な堀切などから見て城跡の方が相応しい。
【案内】 源忠寺(表記番地)と川を挟んだ南側道路脇に駐車した[マップコード177 409 347*04](地図)。付近に駐車スペースは少ない。
西に行き橋を渡った左に自在神社入口があり、鳥居を潜った先の三叉路を右に行くと神楽殿に着く。
神楽殿の左手にフエンス扉があり、石段を延々と登ってゆくと比高約80mの自在神社本殿に着く(地図)。
その西の岩場から右に、急斜面のかすかに見える踏み跡を辿る。途中の山道には100m毎に低い標識が建てられ、テープやロープがありそれらを目印に登ると良い。
比高230m付近から左(西)へ向かい、南側の尾根に着く(自在山0.6kmの標識があるが0.3kmの間違い)。
南側の尾根を登り詰めると、虎口のある主郭に着く。
昭和六十一年(1986年)1月4日、坂城町の史跡に指定された。
【歴史】 葛尾城主村上氏の一族出浦氏が城主と考えられる。