藤沢城 (ふじさわじょう)
最寄地 長野県伊那市高遠町藤沢4080 2015.12.29
藤沢城 (ふじさわじょう)
最寄地 長野県伊那市高遠町藤沢4080 2015.12.29
砦跡にある説明板
登城ルート
南側遠景
藤沢川・本丸・二の丸
砦北側二段堀切
砦跡・土塁
標柱・説明板
祠・土塁
南側堀切
藤沢城 砦跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m 】
【案内・感想】 国道152号線藤沢の表記番地の付近に駐車できる[マップコード171 627 815*28]。
国道横に標識が建てられ、藤沢川の橋の先の獣除けフエンスを開け閉め行くと、石垣の残る居館跡と思える空き地がある。この付近に本丸、二ノ丸、三ノ丸があったとされる(地図)。
標識に従って登ると尾根に出、左に行くと、標高1032m比高約80mの尾根南端の頂上に砦跡がある。北側に高さを違えて2条の堀切があり、南側にも3条の堀切(空堀)がある。
砦跡は東西10m南北3m程度で細長く、土塁に囲まれ、北に祠があり、中央に城跡標柱、説明板が建てられている。樹木の伐り払われた頂上からは、国道152号線や県道490号線に沿った町並が眼下に望める。
昭和三十六年(1961年)4月1日、伊那市の史跡に指定された。
【歴史】 ここは、松倉峠と杖突峠からの道が合流する場所で、古来から交通の要衝だった。
元暦・文治年間(1184~90年)諏訪の社領に属していた藤沢盛景が城主であった。築城時期についてははっきりしない。
更に天文十八年(1549年)には保科正直が居住したと伝えられている。
天正十年(1582年)の絵図によると、山頂に砦があり、山麓に塀などに囲まれた本丸・二ノ丸・三ノ丸などが描かれている。『伊那市教育委員会説明板』より。