松島城 (まつしまじょう)
所在地 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪10298 2018.8.25
松島城 (まつしまじょう)
所在地 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪10298 2018.8.25
箕輪町役場
南側道路
城跡標柱・説明板
北西側の堀
西側の墓所
松島氏の墓
墓所説明板
松島城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 】
【感想】 天竜川右岸の段丘に築かれた平城で、東西約200m南北約300mの規模であったという。
蓑輪町役場など公共施設敷地となり、遺構は少ないが、南の道路が堀跡で、北西の保健センター西側に横堀が一部残っている。
【案内】 国道153号線「箕輪町役場入口」交差点より西に行った、蓑輪町役場(表記番地)、図書館敷地となっており、図書館前に城跡標柱、説明板が建てられている。
役場の西側に松島氏の墓所がある。角柱墓は享禄四年(1531年)に没した松島氏2世政行、左の自然石墓は弘治二年(1556)に没した3世貞実のものである。
【歴史】 築城年代は定かではないが、松島氏によって築かれたと云われる。松島氏は小笠原長清の末葉が小県郡から来て、松島に住んで松島氏を名乗ったといわれる。
松島氏は福与城主藤沢頼親に属し、天文十四年(1545年)武田信玄の伊那侵攻に際し、伊那軍中核の一人として戦ったが、敗れ伊那孤島で処刑されたと伝えられる。