犬甘城 (いぬかいじょう) (蟻ヶ崎山城)
所在地 長野県松本市蟻ケ崎(大字) 2018.8.25
犬甘城 (いぬかいじょう) (蟻ヶ崎山城)
所在地 長野県松本市蟻ケ崎(大字) 2018.8.25
登城ルート(緑線は車道)
城山公園
主郭
2郭・上段が主郭
東下段の3郭
空堀(左が4郭・右が2郭)
4郭より見た空堀と2郭土塁
4郭
5郭・稲荷神社
空堀・6郭・展望台
犬甘城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 】
【感想】 松本城の北西の丘陵南端の位置し、南北に空堀で隔てられた6つの郭が残っている。
東側斜面は広場として整地されているが、西側の城跡は空堀や土塁などがよく保存され、草など刈られている。
【案内】 国道19号線「白坂」交差点より、JR篠ノ井線「北松本駅」西の「白坂宮本」交差点より、北に行った「城山公園」となっており、北側に駐車場が用意されている[マップコード75 879 419*73]。
北側に四阿のある主郭、一段下がって2郭、3郭がある。南に空堀、4郭があり、稲荷神社のある5郭、空堀を挟んで、展望台のある6郭と並んでいる。
【歴史】 築城年代は定かではないが、犬甘氏により築かれたと云われる。
犬甘氏は、信濃国守護職小笠原氏に従って重用された。
江戸時代には松本藩の管理下にあったが、天保十四年(1843年)松本城主戸田光庸(みつつら)が庶民の公園と開放した。
明治八年(1875年)松本市で最初の公園となった。