武居城 (たけいじょう)
最寄地 長野県東筑摩郡朝日村西洗馬1979 2016.11.13
武居城 (たけいじょう)
最寄地 長野県東筑摩郡朝日村西洗馬1979 2016.11.13
登城ルート
城跡碑と駐車場・案内板
模擬冠木門から登る
二郭南の堀切
西側横堀と畝状竪堀
二郭と南側土塁
主郭の帯郭
主郭
北東の堀切
三郭北東の二重堀切
武居城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【感想】 横堀とそれにつながる8本の竪堀は特徴的であり、堀切も北東、南側によく残っており、はるばる来た甲斐があった。比高も割と低く、丁度いい運動となった。
【案内】 表記番地の向いに武居城跡公園駐車場が用意されている[マップコード75 390 657*53](地図)。東の冠木門が入口となっている(例にもれず獣除けフエンス扉がある)。
登り道は砕石が敷かれ登りやすい。初めに目につくのが二郭南の堀切で、深くよく残っている。西側に横堀があり、8本の竪堀が斜面につながっている(畝状阻塞)。
二郭は南側に土塁を伴っている。主郭は高く帯郭を時計回りに行くと、虎口、主郭がある。南側に河原石が散乱している。
戻って、帯郭の北東に堀切、小郭、三郭と並びその先に二重堀切がよく残っている。ただ三郭は笹や草が茂っていて写真に納まらず、残念であった。
平成四年(1992年)2月20日、長野県の史跡に指定された。
【歴史】 武居城の初めは、鎌倉時代末、洗馬庄に新補地頭として入部した三村氏が築いたと云われている。
16世紀の初め頃、三村氏が本拠を芦の田(本洗馬)の妙義山城に移すまで、三村氏の最も重要な拠点であった。
その後も、城の改修が続けられ、現在の遺構は戦国時代末期のものである。この城で実戦が行われた記録は残っていない。