安倍城 (あべじょう)
最寄地 静岡県静岡市葵区西ヶ谷251 2016.2.6
安倍城 (あべじょう)
最寄地 静岡県静岡市葵区西ヶ谷251 2016.2.6
登城ルート(緑線は車道)
登り口
沢を渡る・道標
尾根にある道標
堀切・段郭
主郭虎口
主郭・城跡碑
主郭
南の郭
安倍城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高320m】
【案内・感想】 美和街道「運動場入口」交差点より北に行き、西ヶ谷屋内プール北より西へ向かう。表記番地西にそのまま行くと行き止まりとなり、登山道に続く登り口がある(地図)。その手前の杉木立の間に数台の駐車スペースがある[マップコード 25 611 735*10 ]。
道標の整備されたハイキングコースとなっている。沢を渡った登り口より、九十九折れの急坂路となり、比高約120mの尾根に着く。
道標に従い南南西(左)に再び急坂路を登る。登り口より所要時間50分ほどで、主郭東の郭に着く。堀切があり、2つの細長い平坦地がある。
虎口を登ると、標高435.2m比高320mの山頂に主郭があり、「安倍城跡」(平成7年・裏面に碑文)の石碑が建てられている。
主郭からは、安部川や静岡市内、約3.5㎞東方にある賤機山が良く望める。主郭の南に、一段下がって郭がある。
【歴史】 南北朝時代、後醍醐天皇の南朝方に加わった内牧を本拠とする狩野介貞長一族が、北朝方の駿府今川氏と相対していた。
狩野氏は広範囲に出城や砦を築いた。その本城が安倍城である。後醍醐天皇の皇子宗良(むねなが)親王をこの地に迎えるなど、駿河南朝方の拠点として今川氏との攻防を繰り返したが、14世紀中ごろ廃城となった。『安倍城跡の会・石碑文』より。