依田城 (よだじょう)
最寄地 長野県上田市御嶽堂145 2019.11.10
依田城 (よだじょう)
最寄地 長野県上田市御嶽堂145 2019.11.10
登城ルート(緑線は車道)
宗龍寺・依田城遠景
登り口・入口標柱
遊歩道の流石
標柱より右尾根へ
急坂
南側堀切
主郭
標柱
西側堀切
西の郭・土塁
依田城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高250m】
【感想】 依田川左岸にある宗龍寺背後の標高804.7mの山頂に築かれている。
主郭は10m四方ほどで狭く、低い土塁上に城跡標柱が建てられている。
西側に堀切があり、岩場を巧みに利用した細長い郭があり土塁が残っている。西尾根に浅い堀切が見られる。
宗龍寺は居館跡と云われ、階段状の平坦地が見られる。
【案内】 県道82号線「依田川橋」交差点より西に直進し、左折して行った宗龍寺(表記番地)に駐車できる[マップコード85 571 416*60]。
沢へ戻って、道路入口に標識があり、そこから沢の右側を南西に登ってゆく。
台風19号の大雨の影響で遊歩道は石で埋め尽くされ、1ヶ所崩落していた。沢右を回り600m程行くと「依田城跡登山口」の標柱が建てられている。
標柱より右に登り尾根先端から急な岩場の尾根をひたすら登る。頂上手前に堀切があり、頂上の主郭に着く。
主郭の西に堀切、細長い郭がある。
【歴史】 源満快の曾孫・源為公(みなもとのためとも)が信濃に下向し、信濃守となり、現在の箕輪町の上ノ平城を居城とし、主に南信濃に広がる信濃源氏の祖となった。
依田氏の祖は源為公の6男の依田六郎為実とされ、東信濃の小県郡に依田城を築いて本拠地とした。
為実の子・依田次郎実信は治承四年(1180年)源義仲に依田城を明け渡し、義仲は依田城にて挙兵した。依田氏も他の信濃武士と共に源義仲軍に加わり上洛した。