高城 (たかじょう) (高城城) (国の史跡)
所在地 三重県松阪市大阿坂町 2016.4.23
高城 (たかじょう) (高城城) (国の史跡)
所在地 三重県松阪市大阿坂町 2016.4.23
登城ルート
西側入口
西虎口
主郭・土塁
東虎口・説明板
説明板
南東側削平地
東側の登り口
高城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【案内・感想】 県道58号線より西に「白米城阯」「阿射加神社」の石碑があり、西に阿射加神社の右手の道をゆくと、宮池という溜池がある。
溜池北に駐車スペースがあり[マップコード80 341 555*56]、西に歩いた伊勢自動車道手前に、西側入口がある(地図)。
「ほりこし観音・高城跡」の標識のある階段を登ってゆき、墓地の先へ行くと、高城跡である。60m四方の主郭に、西側の高い土塁がよく残り、西と東に虎口がある。
東に少し下ると説明板が建てられている。さらに下ってゆくと、南東側削平地を経て東側の登り口に至る(地図)。
【構造】 阿坂城(白米城)から東北東1.4㎞隔たった標高70mの丘陵頂部に築かれ、東西約140m南北約100mの規模である。60m四方の主郭をめぐる土塁は、西側が幅15mと広く、他は5mと狭いが、外側での高さは10mにも達する。
昭和五十七年(1982年)4月7日、国の史跡に指定された(指定面積3万1545㎡)。
【歴史】 江戸時代初めに成立したと云われる「南方紀伝」には、阿坂城には2つの出城があったと記され、南方の枳城と、この高城と考えられる。阿坂城跡に国指定史跡化に伴い、「附(つけたり)」として指定されるに至った。