愛宕山城 (あたごやまじょう) (茶臼山砦・長沼塁)
所在地 静岡県静岡市葵区沓谷916 2018.7.10
愛宕山城 (あたごやまじょう) (茶臼山砦・長沼塁)
所在地 静岡県静岡市葵区沓谷916 2018.7.10
登城ルート
参道入口
3の郭
主郭切岸・階段
外郭との堀切
外郭
主郭・沓谷愛宕神社
主郭北下段
愛宕山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高70m】
【感想】 静岡市葵区の谷津山の北東に連なる標高84.6mの山頂に築かれており、愛宕神社境内や公園となっている。外郭との間の堀切や主郭の切岸が残っている。
【案内】 県道67号線に面した「くら寿司静岡沓谷店」(静岡市葵区沓谷3丁目6−8)の駐車場を拝借した[マップコード25 558 598*20]。そこより狭い道を南東へ行くと、愛宕神社参道がある。
参道の階段を登ってゆくと、主郭西側に広がる3郭跡の草地がある。その上段に主郭があり、沓谷愛宕神社(表記番地)が祀られている。主郭の階段前の右手に外郭がある。
【歴史】 愛宕山城は茶臼山砦、長沼塁などとも呼ばれ、永正元年(1504年)今川氏親により築城されたとされる。
永禄三年(1560年)桶狭間の戦いで織田信長により今川義元が討たれ、氏真が今川氏当主になった。
永禄十一年(1568年)武田信玄に敗れると、氏真は掛川城へ退避、愛宕山城は武田氏の支配下に入ったと考えられる。
神社由緒書きによると、天正二年(1571年)年、愛宕山城跡に愛宕神社が勧請されているので、その前に役割を終えていたと考えられる。