後山城 (うしろやまじょう)
最寄地 三重県北牟婁郡紀北町小山浦523 2020.12.6
後山城 (うしろやまじょう)
最寄地 三重県北牟婁郡紀北町小山浦523 2020.12.6
登城ルート(緑線は車道)
津波避難路から入る
次の沢の橋
橋を渡った先の城跡碑
水門(上から)
水門南上方の石垣
南側上方の石垣・褪せた標識
標識の横の平坦地(薮)
南側上方の四阿
県道にある案内板(緑色が城跡)
後山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高10m】
【感想】 小山浦集落の南の比高10m程の丘陵北端に築かれている。城というよりは居館跡で、巨石を積んだ石垣が屋敷跡の南面にあり、沢に水門を設けてある。
【案内】 長泉寺東の「小山浦集会所」(表記番地)に駐車できるが[マップコード331 342 582*01]、大回りして東側の道から行った方が良い(カーナビは西側の道を選択するが、住宅地の極端に狭い道で危険)。
集会所と長泉寺の間の津波避難路を南に行き、左の狭い道を入ると、石垣のある沢があり、橋を渡った左に「うしろやま城跡」と小さく刻まれた自然石がある。
右に行くと砂防ダムや四阿があり、その少し北に石垣が見られ、褪せた標識が括りつけてあった。傾斜してはっきりしないが薮化した平坦地があり、北端に巨石を積み上げた石垣がある。また下流側には水門の石垣がある。
案内板は津波避難路を直進し木道のある山道を登って行くと県道に出、その左に建てられている(地図)。
【歴史】 13~14世紀頃のこの地の名家・木本盛房が居を築いたのが始まりで、盛房が木本(現相賀)に移ったのち、三浦の窪の豊浦左衛門が屋敷を構えたと云われている。