馬場館 (ばんばやかた) (県の史跡)
最寄地 新潟県村上市金屋1859 2014.7.21
馬場館 (ばんばやかた) (県の史跡)
最寄地 新潟県村上市金屋1859 2014.7.21
説明板
北側入口・説明板
八幡宮
東側空堀
南東土塁
南側土塁
馬場館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 日本海に注ぐ荒川河口南に位置し、表記番地の東に駐車場があり、「村社八幡宮」の石碑、説明看板がある[マップコード250 156 171*33]。
主郭は東辺70m、北辺・西辺が各60m、南辺40mの台形の敷地の周囲に堀、土塁が残っている。
敷地中央に八幡宮拝殿が建てられ、南東の土塁が良く残り、忠魂碑が建てられている。主郭東側に巾15~20m深さ1.7mの中堀により隔てられた副郭があり、杉林や畑になっている。
平成十六年(2004年)3月30日、県の史跡に指定された。
【歴史】 平成十四、十五年の現地確認調査から十五世紀代(室町時代)の館であるが、史料がなく、当館の主は不明である。
奥山荘北条黒川氏の領地や家臣を記した史料に「金屋」の記載が見られることや、奥山荘にある江上館跡や古館館跡も副郭を伴うなど、館の構造に類似点が認められることから、馬場館跡は黒川氏の家臣の居館であった可能性がある。『村上市教育委員会説明板』より。