伴野城 (とものじょう) (県の史跡)
所在地 長野県佐久市野沢110-5 2015.10.12
伴野城 (とものじょう) (県の史跡)
所在地 長野県佐久市野沢110-5 2015.10.12
濠・城山公園
土橋・城山公園
城山公園
大伴神社
西側土塁
伴野氏館址碑
北東土塁・濠
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 大伴神社の建つ「城山公園」(表記番地) (地図)となっており[マップコード85 206 561*41] 、東西74m南北110mの長方形で濠が全周残り、東側(北半分)、北側、西側に土塁が残っている。
神社裏の土塁に「史蹟伴野氏館址」と刻まれた石碑が建てられている。
【歴史】 鎌倉時代・室町時代に活躍した伴野氏の居館であった。16世紀末に戦乱の末廃城となるが、以後佐久地方に侵攻した有力者の支配拠点となった。
江戸時代には官庫、陣屋、藩出張所などとして存続し、明治時代以降は神社境内や官公地として、現在は公園と大伴神社境内地として利用されている。
【調査】 平成14年~16年に環境整備に伴い、史跡内の一部と土塁・濠の一部の確認調査を実施し、南側入口付近で戦国時代と考えられる石積みで補強された土橋と、底面まで緩やかに傾斜する濠が発見された。
東側の土塁調査では15~16世紀と推定される土塀の基部状石積みを持つ土塁が見つかっている。