勝沼氏館 (かつぬましやかた) (国の史跡)
最寄地 山梨県甲州市勝沼町勝沼2517 2013.12.22
勝沼氏館 (かつぬましやかた) (国の史跡)
最寄地 山梨県甲州市勝沼町勝沼2517 2013.12.22
空堀・土塁
東門・木橋
東門
館跡
館跡・井戸
北門
勝沼氏館 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【案内・感想】 県道214号線「上町」交差点の東約100mに駐車場が設けられている[マップコード59 568 761*17] (地図)。
「山梨県ワインセンター」(表記番地)の西に位置し、日川の北岸に深さ3mの堀と高さ3mの土塁で囲われた主郭部と、その東、北の外郭部がある。
内郭部は勝沼氏の館跡であり、ほぼ完全な形で現存する。東の堀に木橋が架けられ、東門が復元されている。
櫓台、主屋、会所、水溜、武者溜、番屋等の跡の礎石が残る。北には北門が木橋とともに復元されている。
昭和五十六年(1981年)5月28日、国の史跡に指定された。
【歴史】 勝沼氏は信玄の父・信虎の弟勝沼信友により興され、大月の小山田氏の監視を兼ねて、武相への要衝にあたる勝沼の地に居館を構えた。信虎の信任厚い家臣でもあった。
天文四年(1535年)八月北条氏綱軍との都留における合戦で信友が討死した。
そのあとを継いだ嫡子勝沼信元も信玄の親族衆として、家臣として重要な戦力であったが、永禄三年(1560年)、逆心の企てが露見し信玄により成敗された。