波多野城 (はたのじょう) (花谷城・城山城) (県の史跡)
所在地 福井県吉田郡永平寺町花谷 2017.8.4
波多野城 (はたのじょう) (花谷城・城山城) (県の史跡)
所在地 福井県吉田郡永平寺町花谷 2017.8.4
登城ルート
駐車場の案内板
林道終点の登り口
説明板
堀切
南側の郭へ続く土橋
土橋西側の畝状竪堀
主郭切岸
主郭・城址標柱
主郭(北側に3段)
波多野城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高390m】
【感想】 標高473.8mの山頂に主郭があり、九頭竜川に沿った永平寺の町並や遠く坂井平野が望める。主郭南に堀切があり、長い土橋が南の郭に続いている。
急な林道を登ってゆくが、2km以上あり足がガクガクになって途中で数回腰を下ろした。
遺構は主郭の西の尾根に数条の堀切、南側に土橋、畝状竪堀などよく残っている。
【案内】 国道364号線との交差点より東に国道416号線を東に160m行き右折すると間もなく、城山登山駐車場が用意されている[マップコード63 626 131*06](地図)。
駐車場より永平寺大野道路を潜って、三叉路を右に登る。林道は2.1㎞あり100m毎に杭が立てられている。
1.4km地点(6合目)に送電線鉄塔が建っている。林道終点に登り口があり、柵、説明板が建てられている。
急な九十九折れの遊歩道を50mほど登ると、尾根に出、左に尾根道を登ると2条の堀切があり主郭の切岸が見える。主郭には城址標柱が建てられ、北側に3段になって下がっている。
南に長い土橋があり南の郭に続いているが、草茫々であった。土橋の西側斜面に浅い畝状堅堀が見てとれる。
平成十三年(2001年)4月20日、福井県の史跡に指定された。
【歴史】 鎌倉時代初頭、承久の乱の戦功により、志比庄の地頭を賜った波多野義重が相模より移り、領地監視のため築いたとされる。
その後、波多野氏が数代にわたって、城山を使用した。戦国時代には朝倉氏に従い、天正元年(1573年)、織田信長の朝倉氏討伐後に廃城となった。