福地城 (ふくちじょう)
最寄地 三重県伊賀市柘植町7373 2016.4.23
福地城 (ふくちじょう)
最寄地 三重県伊賀市柘植町7373 2016.4.23
城跡碑
虎口石垣
主郭跡・土塁・句碑
芭蕉翁生誕之地碑
井戸
横堀
二の丸跡・土塁
福地城跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【案内・感想】 名阪国道「伊賀名阪SA上り線」の北西に位置している。名阪国道「柘植出口」より国道25号線に入り、萬寿寺(表記番地)を目指す。
萬寿寺山門前を東に直進すると、溜池の下に駐車場が用意され、説明板が建てられている[マップコード131 899 839*65] 。
城跡は「「芭蕉公園」となっており、西側入り口に「史跡福地城跡」の石碑が建てられ、芭蕉の句碑「そばはまだ花でもてなす山路かな」がある。
大手虎口の石垣や、土塁がよく残っている。井戸が残り、芭蕉の句碑が建てられている。北側の一段下がったところに、二の丸跡があり横空堀が残っている。土塁も残っている。
句碑を紹介しておく。芭蕉「ふるさとや臍の緒になく年の暮れ」。松瀬青々「鶯や昔を問えば風の音」。細見綾子「早稲刈りにそばへが通り虹が出し」。
昭和四十三年(1968年)3月18日、三重県の史跡に指定された。
【歴史】 城主は福地伊予守宗隆で、「満済准后日記」に日置、北村と共に柘植三方と呼ばれ、当地方の国人であった。
松尾芭蕉の先祖は福地氏の一族である。城跡を芭蕉公園と名付け句碑及び生誕碑が建てられた。