小山城 (おやまじょう) (霧ヶ城)
最寄地 三重県津市一志町小山1347 2021.2.7
小山城 (おやまじょう) (霧ヶ城)
最寄地 三重県津市一志町小山1347 2021.2.7
登城ルート
小山神社
熊野神社跡の碑
東尾根
北側ピーク(167m)
北郭の城塁
標識・北郭・土塁
北郭・南の虎口
北郭南郭間の鞍部
南郭北東の古墳
南郭
小山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高130m】
【感想】 津市一志町小山の標高約181mの山頂に築かれている。北と南に谷を挟んで2つの郭から構成されている。
南北に細長い北郭の周囲には土塁が巡らされ、東側から南側にかけて帯郭があり、南に虎口が開いている。
南郭も広く、北東に土塁があり古墳が見られるが、北郭ほど土塁は高くない。
【案内】 県道67号線より「宮池」横を通って西へ行き、狭い舗装道を登ると小山神社(表記番地)に着き、そこに駐車できる[マップコード80 488 497*47]。
小山神社から南に林道を行くと、谷の平坦地にある熊野神社跡に着く。石垣や巨木があり石碑が建てられている。
谷筋の右手の尾根に登り急斜面を登ると山道の分岐に着く(青巌寺からの山道)。
さらに登って行くと標高167mの北側ピークに着く(地図)。
そこからなだらかな山を南へ行くと、北郭の城塁が見えてくる。北郭の北側土塁上に手作りの標識がある。
北郭は南北50m程で逆三角形の土塁が巡り南側の狭くなったところに虎口が開いている。東から南にかけて帯郭が見られる。
浅い谷を挟んで広く傾斜した南郭があり、北東に古墳の石が散乱している。
全体的にマーキングは少なく、似たような景色の連続で帰りは迷わないよう十分に気を付けた方が良い(スマホの地図アプリが便利)。
【歴史】 北畠氏に仕えた大多和兵部少輔の城といわれている。
永禄十二年(1569年)八月、織田信長勢に攻められ落城した。その後、堀ノ内城主・舟木正尚が晩年小山城を賜り隠栖したという。青巌寺に正尚の墓があるという。