犬飼城 (いぬがいじょう) (村の史跡)
最寄地 長野県下高井郡木島平村穂高1281 2018.10.6
犬飼城 (いぬがいじょう) (村の史跡)
最寄地 長野県下高井郡木島平村穂高1281 2018.10.6
登城ルート
南側村道より遠景
林道横の登り口(右に駐車スペース)
南側腰郭・主郭方向
2段の主郭
主郭東の土塁
1番目の堀切
2番目の堀切
3番目の堀切
犬飼城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高220m】
【感想】 飯山市と木島平村の境にある標高863.6mの城山に築かれており、2段になった主郭の東に3条の堀切がよく残っている。
2度目の挑戦で、最初はカーブ付近から直登を試みたが、草木が繫茂し方向を見失いがちになり、残念ながら引き返さざるを得なかった。
秋口となり少しは草も枯れ初め、見通しが効くようになっていた。偶然にも茸採りの古老に会い、登り口とルートを教えてもらった(以前は3校の小学校があり、小学生が登る為に草刈が行われていたそうだが、近年少子化で1校となり放置されているとの事だった)。
【案内】 「龍興寺清水」先の八幡神社(表記番地)先より右折、北東に約2km行った林道カーブ先に、登り口の看板があり、その先に駐車スペースがある[マップコード293 112 853*31] (地図)。
そこから真っ直ぐ作業道を横切り登る。さらに登ると、次の作業道に出、真っ直ぐ登る。3度目の作業道に出、5m程左から真っ直ぐに山道が続いている(はっきり見えないので、標識が欲しい所)。
真っ直ぐ谷の右側の急坂を登り、九十九折の山道となり、等高線に沿って西に行くなだらかな道に出、200mほど歩くと尾根に出る。
尾根を左に行くと稲泉寺方面へ行くが、反対に右に少し行くと、左側に堀切が見られる。さらに登ると、腰郭があり斜面を経て主郭に着く。
主郭は2段になったおり、東側から北側に土塁がめぐり、草木の中に説明板が倒れて置かれていた。
東側に約100m間隔で堀切があり、1、2番目の堀切は深くよく残っていた。3番目は浅い。
昭和五十六年(1980年)8月、木島平村の史跡に指定されている。
【歴史】 山麓には犬飼館があり、南北朝時代以降の城主として、高梨氏、犬甘(犬飼)氏、浅野氏が推定されている。