小牧城 (こまきじょう) (小田牧城)
所在地 長野県上田市小牧 2020.10.24
小牧城 (こまきじょう) (小田牧城)
所在地 長野県上田市小牧 2020.10.24
登城ルート(緑線は車道)
三角点から下る
南の2重堀切
4条目の堀切
背後2条目の堀切
上の城背後の堀切
上の城・四阿
下の城南の堀切
本丸東の腰郭
本丸(下の城)・城址碑・看板
小牧城 下の城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高240m(北麓から)】
【感想】 千曲川左岸の標高639m地点(下の城)と標高711m地点(上の城)の尾根に築かれている。
下の城は本丸、腰郭があり南尾根に堀切がよく残っている。
一方、上の城は物見程度の広さであるが、背後の尾根に2重堀切や4条の堀切がよく残っている。
四阿からは千曲川や上田城が眺望でき、遠くに虚空蔵山が望める。
【案内】 県道186号線の須川湖北側の峠に入口標識が建てられている[マップコード85 721 004*80]。
そこから時計回りに狭い道を約500m行くと、鉄塔があり入口の標識が建てられている[マップコード85 721 105*22](地図)。1台分の駐車スペースがある。
北側の稜線の道を東に行くと、三角点がありそこから尾根を下って行くと、2重堀切や4条の堀切があり、土塁上に石祠のある「上の城」に着く(地図)。
さらに200m程尾根を下ると、「下の城」(本丸)がある。
本丸の南に堀切があり、本丸に城址碑が建てられている。東側に腰郭がある。
北麓の運輸会社の西からも登れるようだ[マップコード85 721 869*36](地図)。
【歴史】 治承四年(1180年)、源義仲が木曽に挙兵して依田城に拠り、その後越後の城長茂と千曲川原で戦い破ったとされる。
天文年間(1532~55年)武田信玄による信濃侵攻の時、この付近で村上氏と度々戦った時、小牧城に兵を入れて武田氏の砥石城に対抗したという。『城址碑文より』