小木ノ城 (おぎのじょう)
所在地 新潟県三島郡出雲崎町相田 2017.6.6
小木ノ城 (おぎのじょう)
所在地 新潟県三島郡出雲崎町相田 2017.6.6
登城ルート
峠の入口標識
大門・空堀
千貫門・空堀
御殿上
駐車場横の2郭
腰郭
主郭・土塁・城跡碑
城跡碑
小木ノ城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m(峠より)】
【感想】 西山連峰中央の標高345mの山頂にあり、主郭の下まで車で行ける。眺望よく家族連れのハイキングにも適している。
主郭の西に腰郭、出郭、空堀、門跡があり、北と南の尾根に曲輪、堀切が残っている。
【案内】 越後線「小木ノ城駅」東、国道116号線「小木番場」交差点より東に少し行くと案内板が建てられている[マップコード695 040 302*65](地図)。
更に3.4㎞行くと、国道352号線より旧道経由「中永トンネル」上を通る林道と合流する。南に650m行くと峠に着く[マップコード187 897 266*62]。
東に登ると左側に大門跡、千貫門跡の空堀があり、「御殿上」の出丸に着く。縄張り図が建てられている。さらに行くと終点に駐車場があり、右側の柵の中に2郭がある[マップコード187 898 492*02] 。
左に登ると、腰郭に「小木ノ城山の樹叢(じゅそう)」の石碑、説明板が建てられている。その上段に主郭があり土塁の前に「小木城跡」の石碑が建てられている。
【歴史】 南北朝時代(1335~92年)、小国氏の一族と云われる荻(小木)氏により築かれたとされる。荻氏は南朝方に与していたが、南朝衰退とともに没落した。
戦国時代、越後が長尾景虎(上杉謙信)の世には松本景繁、松本忠繁が居城し、景勝の世には松本助義が城主であった。
慶長三年(1598年)上杉景勝が会津に移封されると、松本助義も同道し小国城代となり、小木ノ城は廃城となった。