今井城 (いまいじょう) (金子城) (県の史跡)
最寄地 新潟県中魚沼郡津南町上郷大井平2740 2017.8.3
今井城 (いまいじょう) (金子城) (県の史跡)
最寄地 新潟県中魚沼郡津南町上郷大井平2740 2017.8.3
登城ルート(緑線は車道)
駐車場・説明板・標柱
馬出
空堀・橋台
副郭
主郭空堀
主郭・土塁
主郭土塁・祠
畝状阻塞
主郭北1番目の堀切
主郭北2番目の堀切
今井城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 信濃川右岸に突き出た、標高約430mの舌状台地に築かれた崖端城である。東の大門川、西の小屋番川に挟まれた要害となっており、台地基部と折れのある深い空堀で切断している。
城の南側に広く東西2段になった副郭(2郭)、北側に三角形の主郭があり、空堀、土塁がよく残っている。
【案内】 国道117号線より大きく南に曲がる入口に「今井城跡2.8km」の標識が建てられている[マップコード579 897 105*18](地図)。
そこより大井平集落に入り、集落東外れにある善福寺(表記番地)より東へ九十九折れの町道を1.6kmほど行くと、「今井城跡 左折0.6k」の標柱が建てられている[マップコード579 838 858*36]。
標柱より東へ真っ直ぐ行き、左に曲がると間もなく「今井城址」の碑と説明板が建てられ、駐車場が用意されている[マップコード579 869 096*52](地図)。
入口のすぐ北に馬出があり、折れのある空堀、橋台がある。北に約70m×約50mの東西2段になった副郭があり、南から西にかけて土塁が残っている。また主郭側に橋台があり、主郭との間に空堀が残っている。
主郭には土塁、井戸跡が残り、東側に畝形阻塞、北側尾根に2重堀切がある。
平成二十五年(2013年)3月26日、新潟県の史跡に指定された。
【歴史】 赤沢城と同じく、南北朝時代に南朝方の新田氏の一族大井田氏らが拠ったと云われる。
戦国時代、信濃国との国境を固める境目の城として、上杉氏の家臣金子次郎右衛門などが在城したと伝えられる。