一条さんがあたしを押し倒そうと力を加えてきた。
弱々しく抵抗してみせる。
キスが首筋に移る。
「やだ……、こわい……」
ささやくような声をもらす。
「かわいいよ、沙希ちゃん。すごくかわいいから、心配いらない」
震えながらベッドに横たえられた。
慣れた手つきでブラウスのボタンがはずされていく。
キスが首筋から肩、そして鎖骨のあたりへと移っていく。
「沙希ちゃんの肌はやわらかくてすべすべだ。大人の女とはまったく違うな」
「は、はずかしい……」
ストッキングごしに太ももをなでられた。その手がスカートの中に入ってくる。一条さんの足があたしの脚を押さえつけてるから抵抗できない。
ブラウスをはだけられた。白地にイチゴがプリントされた子供っぽいブラジャーがあらわになった。そのブラジャーが上にずらされ、胸がさらけだされた。
「ひっ……」
「けっこう胸があるんだな」
大きな手があたしの乳房をゆっくりと揉みまわす。
乳首を口に含まれて舌先で刺激された。
「あうう……、やだ……、やだぁ……」
全身をわななかせながら、一条さんを押しのけようとする。
一条さんがストッキングとパンツのゴムに指をかけ、強引にひきずりおろした。
体をよじって抵抗するけど大人の力にはかなわない。膝までさげられたところで、股間に触れられた。あたしは体を固くして、目をぎゅっと閉じた。
「やっぱり、やだ……、こんなことムリ。やめて……、やめてください」
「おいおい、ここまで来てそれはないだろ。お金が必要なんじゃないのか?」
「……」
「ふーん。やっぱりお金は欲しいよな」
あたしが黙ってると、一条さんは冷たい笑みを浮かべて体を起こした。別に行為をやめてくれたわけじゃない。もう一条さんの理性は飛んでいる。
「沙希ちゃんがイヤだというなら、無理強いはしないさ。お金を置いて帰ればいい。でも、百万円貯めるのは大変だろうなぁ。きみのキライなおじさんに売られて、いったい何人の男とセックスすればいいのやら。三十人か? 五十人か? それともがまんして今の生活を続けていくか? そうしても、いずれそのおじさんにレイプされちゃうだろうな。百万円あれば、いろいろなことが自由にできると思うけどね。まあ、決めるのは沙希ちゃんだ。どうする?」
これほど悪どいセリフを吐ける自分に一条さん自身も驚いてるだろう。
あたしは観念したように胸と股間から手をどけた。
「自分から服を脱いでもらおうかな。あとで俺にむりやり犯されたのだと言われても困るからな。沙希ちゃんはお金が欲しくて、自分の意志でセックスするんだろ?」
抵抗されたことでかえってサディスティックな欲望に火が付いたんだ。一条さんはどんどん悪い人になってく。いまのセリフはあたしをレイプしたいという欲望の表れだ。
あたしは泣きそうな顔をして起き上がった。動かない体に鞭打つように、ゆっくりと服を脱いだ。全裸になると、ベッドの上でうずくまって顔を伏せた。
満足した様子の一条さんは、自分も全裸になると、あたしをふたたび抱きしめた。
ずっとつけっぱなしになってたエアコンのおかげで部屋は暖かい。一条さんの体はそれ以上に熱かった。
「さあ、沙希ちゃんの体をもっとよく見せて。心配いらない。すごくきれいだからね」
一条さんはあたしを背後から抱きかかえるようにして、首筋に舌を這わせた。そうしながら左手で乳房を揉み、右手で太ももからアソコへとなでてきた。
「おまんこの毛がはえてないのか。つるつるだな」
「やだぁ……、そんなところ触っちゃやだぁ……」
「ふふふ、そんなこと言って、もうこんなに濡れているぞ。普段からオナニーしまくってる証拠だ。まだ子供のくせにエロい体してるな、沙希は」
「オナニーなんて……してないよぉ……」
「ウソをついても大人はごまかせないぞ。ふむ、これならもう挿れても大丈夫だな」
一条さんはあたしを押し倒すと、おおいかぶさってきた。脚を開かせられ、肩を押さえつけられた。力をこめた筋肉のように硬く勃起したアレが下腹部に押し付けられた。灼けるように熱い。
「やだ……、こわい。やだ……」
乱暴なキスで唇をふさがれた。最初のキスはやさしかったけれど、いまは興奮しすぎて我を忘れてる。もうあたしの体をいたわる余裕はないみたい。
一条さんはすこし体を起こして、あたしの脚をつかんで思いっきり広げた。それから片手を添えてアレの位置を合わせ、あたしのアソコにあてがった。
[援交ダイアリー]
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