矢萩は操の感じるポイントを的確に攻めてくる。首筋からお腹までを舐めまわされ、指先でクリトリスを刺激されると、操は快感が沸き上がってくるのを感じた。
「日曜日に真琴とデートしたの?」
「大友さんがそう言ったのか? あの子も俺が日曜にデートしたとか言っていたけど。相手は俺の妹だと言ったら、操は信じてくれるか?」
やっぱり妹さんだったんだ、と操は安堵した。
「知らないよ。本当だっていうなら、力ずくで信じさせて。ひゃうぅ」
矢萩は操の股間に顔をうずめて、アソコを舐めまわした。操は愛液が多い。とろとろと溢れた蜜が机の上に小さな水たまりを作った。
操が身悶えするたびに、机ががたがたと音をたてた。ほんの二時間前まで教科書とノートを広げていた机の上に全裸で横たわり、授業のかわりに愛撫を受けているのだ。
いつも授業を受けている教室で先生とセックスする。
そう思うと、操は息苦しくなるほどの興奮を覚えた。
体の芯が熱くなってきた。
「はううぅ」
操は高くかかげた両脚をぷるぷると震わせて、軽くイッた。矢萩が舌をアソコに入れて動かすたびに、腰がぴくんぴくんと反応する。
(先生とつながりたい。ひとつになりたい……)
操がそう思ったのを察知したのか、矢萩が顔をあげて、操の手を引いて体を起こさせた。
矢萩はいつの間にか服を脱いでいて、操と同様に靴下しか身に付けていなかった。
操は矢萩に手を引かれるままに机から降りた。矢萩は床にあぐらをかくと、操を引き寄せた。
矢萩の股間のモノは、天井を向いてそそり立っていた。先端の丸い部分はどす黒い色に染まり、つやつやとした光沢を放っている。矢萩の呼吸に合わせてかすかに揺れているソレは、まるでブンブンと唸りをあげているように感じられた。
初めてソレを見たときには、こんなに太くて長いものが自分の体の中に本当に入り切るのだろうかと不安に思ったものだ。だけど、いまは欲しくてたまらない。
「先生のことが好き」
そう口に出すと、胸の奥がきゅんとなった。
「おいで、操」
操は矢萩の肩に両手を置くと、ゆっくりと腰を落とした。こんなふうに自分から挿入した経験はなかったので、少し怖い。中腰になったところで、先端がアソコに触れた。矢萩が操のお尻を支えてくれた。顔を上げると、矢萩が優しく見つめていた。操は位置を合わせると、そろそろと体重をかけていった。
操のアソコは愛液にまみれていて、ぬるぬるとよく滑る。矢萩のモノでアソコが押し広げられるのを感じた。矢萩のモノの先端部がずぷりと飲み込まれると、操はいったん動きを止めた。
操は挿入されるときの感覚が好きだった。
(なんだか、いつもより気持ちいい)
放課後の教室でセックスするというシチュエーションが、興奮を高めているのだろう。
結合部から痺れるような甘い快感が立ちのぼり、体を駆け上がっていく。
操はふたたび腰を落とし始めた。
ゆっくりと、少しずつ矢萩が体の中に入ってきた。
先へ進むほどに快感が激しくなっていった。
挿入が深くなるほどに体内で快感を生み出す部分が拡大していく。
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